修学旅行第一日目。曇り空の中,朝6時30分に予定通り総合運動公園を出発し,途中で米子で乗車する生徒も合流し,一路伊丹空港へ向かいました。そして,飛行機で那覇へ。この日の那覇は最高気温が21度と,平年より低めでしたが,心配していた雨も何とかあがり,最初の見学地である国際通りに向かいました。国際通りでは,研修班に分かれて,自主研修を行いました。那覇市のメインストリートである国際通りには,地元の特産品や沖縄ならではのグッズを売っている店がずらりと並んでおり,生徒たちもいろいろな珍しい商品に興味津々というようすでした。ここでは,おみやげを買ったり,何かを買って食べてもOKということで,沖縄ならではの食べものを食べているグループも多くありました。研修班ごとに行動し,食べ歩きをしないというマナーを,ほとんどの班がきちんと守ることができたのが何よりでした。
フォトニュース
2010年度修学旅行特集
2010年4月13日 (火)
ホテルに入ってからは,すぐに班長会を行い,ホテル内での生活について確認。そして,食事のあとに,沖縄戦の体験講話を聞きました。今年,話をしてくださったのは,長田勝哉さんという方で,昨年話をしていただいた長田勝男さんの弟さんです。長田さんは終戦の年には10歳ということで,沖縄戦の当時は国民学校の4年生でした。戦争中の避難生活や収容所生活のようす,そして故郷に帰ってからの厳しい生活のようすなど,実体験に基づいた話をしていただきました。「戦争はこわかった。悲しかった。苦しいことがたくさんあった。」という言葉がとても印象に残りました。また,沖縄での組織的な戦争が終わった後も,沖縄の人たちが大変苦しい思いをされていたことについても認識を深めることができました。聞いている生徒のみんなの態度もとてもよく,戦争の悲惨さや平和のありがたさについてしっかりと考えを深めることができました。長田さんどうもありがとうございました。
2010年4月14日 (水)
修学旅行2日目。まず午前中には,2クラスずつに分かれて,糸数壕と平和祈念公園に向かいました。糸数壕(アブチラガマ)は,全長270メートルある自然洞穴で,戦争中に軍の陣地や住民の避難場所,病院として使用されていたところです。中には照明はまったくなく,全員がヘルメットをかぶり,懐中電灯を持って中に入りました。途中で懐中電灯を消すと,本当に真っ暗になりました。戦争という極限状態のなかで,多くの方が暗い壕のなかで命を失いましたが,一方でこの壕のおかげで命が助かった人もいたそうです。生徒たちも,実際に壕の中に入ってみて,戦争の悲惨さや平和の大切さについて実感できたと思います。見学のあとに,案内をしていだたいだガイドさんから,「中学生とは思えないくらい,とてもいい態度で見学をしてくれてうれしかった。」という言葉もいただきました。生徒もお礼のあいさつで言っていましたが,今日感じたことを,これきりにするのではなく,これからも考え続けていけたらと思います。ガイドをしていただいた当山さん,宮城さんありがとうございました。
平和祈念公園には,沖縄戦で亡くなった20万人以上の方の名前が刻まれている「平和の礎」があります。島根県出身の方も多く亡くなっておられ,なかには自分のひいおじいさんの名前があった生徒もいました。この沖縄の地で,たくさんの方が戦争によって命を失われたということを実感させられました。昨年度の附属学校園合同集会で,幼稚園,小学校,中学校のみんなで折った鶴を千羽鶴にしました。平和祈念資料館では,その千羽鶴を,生徒会長の岩本くんのあいさつとともに,資料館のほうに寄贈させてもらいました。資料館では,この千羽鶴を一ヶ月は展示してくださるそうです。昨年度の合同集会で附属学校園の子どもたちが鶴に託した平和への思いを,沖縄に届けることができました。
午後からは,おきなわワールドで体験学習を行いました。琉球ガラス,紅型エコバッグ,紅型バンダナ,手作りシーサー,藍染めエコバック,藍染めしぼりハンカチ,陶器の色付けのグループに分かれて,さまざまな体験にチャレンジしました。沖縄は,日本のなかでも特色ある歴史を持ち,独特の伝統文化が発達したところですが,実際の体験を通して,沖縄の文化を感じることができました。作品によっては,後日届けていただくものもあります。どんな作品が届くか楽しみですね。
2日目最後の見学地は首里城です。首里城は約450年におよぶ琉球王国の歴史や文化を象徴する沖縄の代表的文化遺産であるとともに,2000年12月には,首里城跡もふくめ,『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が世界文化遺産に登録されるなど,世界的にも貴重な文化財です。守礼門の前でクラスごとに記念写真を撮った後,首里城の正殿などを見学しました。大部分が復元されたもので,新しい建物が多かったのですが,日本とは別の王朝を築いていた琉球王国の独特の文化や栄華を感じることができました。これで今日の見学はすべて終了。心配していた雨も,今日一日は何とか持ってよかったです。
2010年4月15日 (木)
修学旅行3日目。今日はいよいよ伊江島に渡る日です。昨夜のうちに荷物を送り,多少身軽になってホテルを出発。沖縄本島をバスで北上しました。途中,沖縄最大の米軍基地である嘉手納基地の横を通り,基地の島沖縄を少し実感することができました。そして本部港から船に乗って伊江島に。あいにくの小雨模様で風も強く,30分だけの船旅で気分が悪くなった人もいたぐらい,ものすごく船が揺れました。伊江島に着いて,さっそく入村式が行われました。団長の大島副校長の「ゆたしく うにげー さびら(よろしくお願いします)」というあいさつのあと,実行委員の前田君のあいさつがあり,生徒たちは伊江島の子になりました。それからは,各家庭で過ごします。あいにくの雨模様で気温も低かったのですが,ビーチや城山,リリーフィールド公園などに連れて行ってもらったり,各家庭でお手伝いをさせていただいたりしながら,伊江島の子として過ごしました。生徒たちにとっては本当に貴重な体験をさせていただいたと思います。
2010年4月16日 (金)
修学旅行4日目,朝7時過ぎに,各家庭のみなさんにつれられて,生徒たちが続々と港に集まってきました。離村式で学年主任の小村先生のほうからも話がありましたが,生徒たちの顔がみんな晴れ晴れとしていて,本当にいい顔で帰ってきました。実行委員の加瀬部さんのあいさつのあと,伊江島の代表の方が「行ってらっしゃい」とあいさつをされ,生徒たちも「行ってきます。」と答えていました。わずか一日足らずの伊江島の生活だったのですが,生徒たちは本当に伊江島の子になったんだなあと感じました。各家庭のみなさんと一緒に記念写真を撮ったあと,別れを惜しみながら伊江島を後にしました。船に乗った後も伊江島のみなさんに手を振り続ける生徒たちや,港でいつまでの手を振って見送っていただいている伊江島のみなさんの姿に胸がいっぱいになりました。伊江島のみなさん,本当にお世話になりました。
伊江島から本部港に帰って,いよいよ修学旅行最後の見学地である美ら海水族館に行きました。実際に海の生物に触れることのできるコーナーがあったり,展示の仕方もいろいろと工夫されていて,海の中の珍しい生物たちの数々に,生徒たちも楽しく見学をすることができました。巨大なジンベイザメやマンタが悠然と泳いでいる世界最大級の水槽は特にすごくて,まるで海のなかにいるような気持ちになりました。日本でも有数の人気のある水族館を満喫しました。美ら海水族館の見学を終え,沖縄本島を南下し那覇空港に向かい,いよいよ沖縄を離れる時がきました。那覇空港から伊丹空港へ,そしてバスで松江へ。三泊四日の修学旅行も無事に終了しました。参加した生徒全員がすべての行程を無事に終えることができたことが何よりでした。たくさんのことを学んだ修学旅行でした。お世話になったすべてのみなさんに改めて感謝をしたいと思います。本当にありがとうございました。









