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2009年度修学旅行特集

2009年度修学旅行特集

2009年4月14日 (火)

いよいよ今日から修学旅行。雨が降る中,朝6時30分に総合運動公園を出発,途中で米子市から乗車する生徒も合流し,一路伊丹空港へ。そして11時50分発の飛行機で那覇空港へ。那覇は午前中に降った雨も上がり,蒸し暑いなかでの国際通りの自主研修となりました。那覇市内のメインストリートでもある国際通りは,沖縄グッズや地元の特産品を売っている店がずらりと並び,生徒たちも沖縄に来たんだという喜びを実感しながらお店を回っていました。チェックポイントにもなっていた公設市場には沖縄の食材がずらりと並んでおり,沖縄の食文化を感じることもできました。ハブ酒のなかにいるハブにはみんなびっくりしていました。

国際通りの研修のあと,那覇市内にある「ホテル日航那覇 グランドキャッスル」に入りました。初めての班長会でホテル内での動きについて確認したり,各部屋で入浴などを先にすませて夕食をとりました。この日は夜の8時30分より,沖縄戦に少年学徒兵として参戦された経験を持つ長田勝男さんに,沖縄での戦いの様子について講演をしていただきました。戦争の悲惨さを肌で感じることができる迫力のある話しぶりで,生徒たちも真剣に聴いていました。「戦争とは,人間が鬼になること」という言葉が胸につきささりました。命の尊さや平和の大切さについて考えることができた,貴重な1時間でした。講演のあと,長田さんが私(大島)に,「副校長先生,みんな真剣に聴いてくれて,すばらしい生徒さんたちですね。来年もぜひ呼んでください。」と言ってくださったことも,とてもうれしかったです。本当にいい勉強になりました。長田さんありがとうございました。

2009年4月15日 (水)

修学旅行2日目です。朝食はバイキング形式でしっかりと食べた後,午前中は平和学習の一貫として平和祈念公園と糸数壕に行きました。平和祈念公園には,沖縄戦で亡くなった20万人以上の方の名前が刻まれている「平和の礎」があります。この沖縄の地で,たくさんの方が戦争によって命を失われたということを実感させられました。平和祈念公園からバスで20分ほどのところにある糸数壕(アブラチガマ)は,全長270メートルある自然洞穴で,戦争中に軍の陣地や住民の避難場所,病院として使用されていたところです。中には照明はまったくなく,全員がヘルメットをかぶり,懐中電灯を持って中に入りました。この洞穴のなかでも,多くの方が命を失いましたが,一方でこの壕のおかげで命が助かった人も多くいたそうです。戦争という極限状態のなかで,生と死の境目をこの洞穴のなかで過ごした人たちのことを思い,胸がいっぱいになりました。生徒たちも,戦争の悲惨さや平和の大切さについて実感できたと思います。

午前中の平和学習を終え,おきなわワールドに行きました。ここでは,沖縄の文化についてさまざまな体験学習を行いました。沖縄は,日本のなかでも特色ある歴史を持ち,独特の伝統文化が発達したところです。ここでは琉球ガラス,陶器,藍染,紅型,黒糖づくりなど,沖縄の伝統文化を実際に体験しながら学びました。初めての体験でしたが,短い時間のなかで生徒たちは一生懸命作品づくりに取り組んでいました。自分たちがつくった作品などは,あとで附属中学校まで送ってもらいます。どんな作品が送られてくるかとても楽しみです。

二日目の最後の見学地として,首里城に行きました。2000年12月,首里城跡もふくめ,『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が,日本で11番目の世界遺産として文化遺産に登録されました。首里城は約450年におよぶ琉球王国の歴史や文化を象徴する沖縄の代表的文化遺産です。守礼門の前で記念写真を撮ったあと,首里城の正殿などを見学しました。大部分が復元されたもので,新しい建物が多かったのですが,日本とは別の王朝を築いていた琉球王国の独特の文化や栄華を感じることができました。

二日目の夜は,班長会でホテルでの動きについて確認し,中華料理をしっかり食べてから,大きな仕事がありました。それは大きな荷物を船や飛行機に持ち込まなくてもいいように,この日に荷造りして宅急便で送るという仕事です。みんながこれまで買ったおみやげなどをかばんや段ボールにつめて,それをトラックに積み込みました。この日に荷物を送ったことで後の動きがとてもスムーズになりました。なかには次の日に使うものも一緒に送ってしまい,困った人もいましたが・・・。

2009年4月16日 (木)

修学旅行三日目,今日は那覇からバスに乗って沖縄本島を北上し,本部半島の先端にある「美ら海水族館」に行きました。入ってすぐのところに実際に海の生物に触れることのできるコーナーがあり,おそるおそるヒトデにさわってみたりしました。世界最大級の水槽にはジンベエザメやマンタなどが回遊し,生徒たちの視界いっぱいに水槽が広がっています。大水槽の前に行くと,まるで海のなかにいるような気持ちになりました。日本でも有数の人気のある水族館ということですが,その理由がよくわかりました。水族館を満喫しました。

「美ら海水族館」から本部港に向かい,いよいよ伊江島に出発です。沖縄本島からフェリーで30分ほどのところにある伊江島は人口約5000人の小さな島です。この島で生徒たちは,34軒の民家に分かれて民泊体験をします。11時30分には伊江島に到着し,まず港の桟橋で入村式を行いました。お世話になる各家庭のみなさんや伊江島観光協会の方にあいさつをして,さっそくそれぞれの家庭に入りました。それからは各家庭の方と一緒に行動します。生徒たちは伊江島のなかにあるビーチや,伊江島で一番高い城山,ゆりの花がたくさん咲いているリリーフィールド公園など,伊江島のなかを案内してもらい楽しく過ごしたようです。われわれ教員も伊江島のなかを回りましたが,行く先々で出逢う生徒たちの姿は,生き生きとしていて,本当に伊江島の子になったかのようでした。修学旅行が終わった後の生徒の感想でも,伊江島の民泊が一番よかったという生徒が多かったです。貴重な体験をさせていただきました。

2009年4月17日 (金)

いよいよ修学旅行の最終日。最後の日になって雨が降りました。港近くのホールに,生徒たちがお世話になった家族の方と共に続々と集まってきました。知り合ってから一日にもならないというのに,一緒に記念写真を撮ったり,親密に話をしている姿をみると,本当の家族になったかのようでした。離村式の最後のあいさつは「さようなら」ではなく,「行ってらっしゃい」「行ってきます」。伊江島のみなさんの温かい家庭のなかで過ごした1日は,生徒たちにとって忘れることのできない経験になったと思います。フェリーに乗り込むときに最後の別れ。たくさんの生徒たちが泣いている姿をみて,こちらも胸が熱くなりました。船が出てからも,桟橋でいつまでも手を振りながらお別れしました。伊江島でお世話になったみなさま,本当にありがとうございました。伊江島を離れて一路松江へ。4日間にわたる修学旅行も終わりです。参加した156名全員がすべての行程を無事に終えることができたことが何よりでした。修学旅行でお世話になったすべてのみなさんに改めて感謝をしたいと思います。本当にありがとうございました。